闘病日記(新潟信愛病院編)

2003 6/26

2003年6月26日(木曜日)
今日は朝から寂しかった。とってもとっても寂しかった。
色々悲しくなる出来事があったのかもしれないし、
もしかするとそんな事すら無いのに寂しいのかもしれない。医者と看護婦に、とっても寂しいんです。
凄く孤独感があり、凄く寂しいんですと訴えたら、笑って安定剤を処方した。
誰も抱きしめてくれるどころか手すら握ってくれはしなかった。
お金で買える温もりさえ手に出来なかった。
だから僕はクマのマスコットのポピーを優しく抱きしめた。
なんだか触れた事は無いけれどあの子の様にとっても温かい感じがした。

 それと今日サロンと言う色々な病棟の人達が集まってタバコを吸ったりジュースを飲んだりする部屋があるんだけれど、その部屋に僕が居るとある男が「お前は新入りか?
俺は昔人を殺して指名手配になり、捕まってこの病院に13年間も居る。
だから俺には絶対に逆らうなよ」と言っていた。

 それを聞いて僕はその男にだけには絶対に逆らおうと決めた。
でも今の僕は相手が誰だろうが逆らう気力がありません。
本当に気力が無いと言うか、疲れ過ぎているのです。

 本当は色々病院の事を書きたいですが、今は本当にすみません。書く気力すら出て来ないんです。
相当疲れているみたいで・・・
ちなみに今日もあの子には手紙を書きました。それも速達で。速達の意味は特にはありません。
ただ一日でも早くあの子に手紙を送りたかっただけです。
ちゃんと手紙届いているのかなぁ

〜寂しさに押し潰されそうな時 僕は大切なあの子を想うんだ
 崩れてしまいそうな時 僕は無理やり笑って見せるんだ
 壊れてしまいそうな時 僕は必死にあの子を心の中で愛するんだ
 だから僕は平気だよ だってあの子は僕が好きで居てもいいよって言ってくれたから〜