闘病日記(新潟信愛病院編)

2003 6/28


2003年6月28日(土曜日)
今日は訳あって特別に外出許可が下りた。外出と言っても地理に詳しい訳では無いので、
そんな何処までも行くと言う事は無く、
新潟駅南口近くにあるAUのお店にAir−Hの修理を出しに行っただけだった。
何故壊れたのかはよく分からない。とんかく何かにぶつけたか、落としたか、あるいは・・・。
とにかくDDIの相談室に電話を聞いて一番近くの店を聞いて行って来た。
でも何故DDIなのにAUの店?
と言う疑問はあるが、とにかく事情を説明したら至急修理してくれるらしいし、
修理に出している間、困らないようにサンプル品を貸して使えるようにしてくれた。
新潟駅南口近くのAUの人達は本当に良い人ばかりでした。
思わず携帯電話をDoCoMoからAUに換えようかと真剣に考えてしまった。
結局換えなかったけれど・・・。

 行きは雨が降っていたが、バスに乗って新潟駅に着いた頃には雨は止んでいて、傘は要らなかった。
けれども僕の心の雨は降り続いていた。

・・・・・・あの子に会いたい・・・・

でも今はそれは叶わない。
僕は仕方なくAUの店で用事を済ませて、新潟駅の喫茶店に入ってコーヒーフロートを飲んだ。
コーヒーフロートとはアイスコーヒーの上にアイスクリームが乗ったモノだ。
とても蒸し暑かったのでとっても美味しく感じた。そして喫茶店でAUから借りたAir−Hを繋いでみた。
当然と言えば当然なのだけれど、ちゃんと使えた。
僕は早速メールをチェックした。
けれど広告以外のメールは一つも無かった。なんだかそれが悲しかった。
まあ少しブルーに成りながら病院に戻って来た。しばらくはまた病院からは出られないだろうけれど、
僕は一人じゃないんだよね。そうだよね? 君が言ったんだよ。貴方は一人ぼっちじゃないってね。
まあ結果がどうなろうと、僕はその言葉で何度も救われた事だけは事実なんだけどね。
だからこの場を借りてお礼を言うよ。本当にありがとう。 病院に戻ってからは大して日記に書く様な出来事は無いから今日の日記はこの辺で終わらせようと思います。
ちなみに今談話室で消灯時間は過ぎていますが映画のタイタニックを何人かの人で観てます。
僕はタイタニックは腐る程見てるので、最後まで観ないで寝ます。

〜例えばもしも僕がタイタニックに乗っていたとしたならば
 例えばもしもタイタニックが沈没するとするならば
 きっと僕は笑って愛する君を救命ボート乗せるだろう
 そして笑って愛する君が乗ったボートが深い海の底に沈んで行くタイタニックから離れて行くのを手を振って送り出すだろう
 きっとそんな事が出来たら 愛する人の為に死ねるのなら
きっと僕は笑って冷たい氷河の深い深い海の底に沈んで行けるだろう・・・〜