世界の中心で、愛をさけぶ



例えば世界の中心で愛を叫べば 君は僕を愛してくれるのかな?
例えば世界の端っこで愛を語っても 君には僕のこの想いが伝わらないの?

こんな小さな祈りすら聞こえない
この街で 一体僕はどれだけの愛を叫べば良いの?

例えば世界の中心で愛を叫んだなら この僕の想いは報われるの?
例えば世界の端っこで夢を見たなら この小さな夢は砕け散ってしまうの?

世界の中心で愛を叫ぶ

世界の片隅で愛を囁く

どちらにしたって僕のこの愛は まるで意味の無い壁の落書きのようだね

例えば世界の始まりに君に出会っていたとするならば
二人は離れずに済んだのだろうか?
例えばそれが世界の終わりの日だったとしても
きっと僕は君に恋をしただろう

こんな小さな願いすら聞こえやしない
この街で 一体僕はどれだけの言葉を並べれば良いの?

在り来たりの気の利いた台詞も ありふれたキザな台詞も 
ましてや流行(はやり)の口説き文句も きっと僕には言えはしやしない

だから世界の中心で愛を叫ぶ事なんて きっと今の僕には出来やしない

でも僕は例えばここが世界の片隅でも 例えば明日この世が終わってしまうとしても
僕はここに居て そしてここから精一杯の愛情を込めて
いつまでも いつまでも 君の事を愛し想い続けているから

だから例えばここが世界の中心じゃ無かったとしても
僕はこの場所で大きな声で叫ぶんだ

・・・君をアイシテルって・・・

※注※
この作品のタイトルは「世界を中心で、愛をさけぶ」です。
このタイトルは今流行っている小説「世界の中心で、愛をさけぶ」片山 恭一 (著)
から題名だけは使ってみましたが、小説は読んでなく、
タイトルだけのイメージだけで書いた作品なので、内容は全く関係ありません。
ですので片山氏の世界の中心で、
愛をさけぶの関係かなって思って見に来て下さった方へ、
深くお詫びを申し上げます。 本当にごめんなさい。

2004.7.2
Kazuhiko Saito

 

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