Kazuhiko Saito

 

彼は同じ時代を生きた そして詩で自分のメッセージを伝えようとした
彼はいつも夢見がちな青年だった 人に希望を与える事が夢だった
彼はいつも苦しんでいた 大人になりきれず妥協を許せなかった
彼はいつも自由を求めていた 束縛する社会システムが嫌いだった

一体彼はみんなに何を求め 何を伝えたかったのだろか? 
生きる希望? 人を愛する大切さ? 矛盾した束縛社会からの解放?
誰も彼の真実を知る者は居ない けれど彼は確かにこの世を生きた
そして彼は叫び続けた自由 平和 そして愛を

彼は同じ時代を生きた そして詩で自分のメッセージを伝えようとした
彼はいつも見つめていた 矛盾した社会システムの中で真実だけを
彼はいつも人を愛した 裏切られても 純粋に人を心から愛した
彼はいつも青年 いや少年の心を持っていた だから時々は理由なき反抗もした
彼はいつも誤解されていた 誰よりも大人なのに この世の大人に染まろうとしなかった
彼はいつも自由を主張した 迫害者達の束縛と戦っていて傷付いていた

一体彼はみんなに何を求め 何を伝えたかったのだろうか?
生きている喜び? 人を信じる大切さ? 矛盾した規律社会からの解放?
誰も彼の本当の姿を知らない けれど彼は確かにこの世に存在した
そして彼は叫び続けた自由 平和 そして愛を

彼はいつからか堕天使を名乗るようになった
そして彼は全ての幸せを祈ると同時に全ての罪を背負った
彼は人の過ちを許した けれど彼の過ちは許される事は無かった
彼は小さな幸せを求めた けれど彼は大きな不幸の中に居た
けれど彼は妥協する事をしなかった 彼は傷付いても苦しんでも 胸を張っていた
もうそんな堕天使と呼ばれた彼はいないのかもしれない けれど彼は確かに生きた
だからもしも彼の事を大切に想うのなら 必ず幸せに成らなければ成らない
何故ならそれが彼が本当に求めていた 限りなく切実な彼の願いなのだから・・・