自然界の法則

 

澄みきった青空の下 小さな花を見つけたよ そして僕の心にはその花は温かく見えた
大空と大地に立ち尽くし僕は その花に手をかざしてみた 凍てついた風から見守る様に
小さな生命 新しい命 僕はほんのちょっぴり感じた様な気がしたよ

透き通った青空の下 小さな生き物を見つけたよ そして僕の心にはその生き物は温かく見えた
大空と大地に立ち尽くす僕は その生き物に手を当ててみた 生命の鼓動を感じるままに
小さな生命 新しい命 僕はほんのちょっぴり感じた様な気がしたよ

花も緑もそよ風に吹かれながら 二酸化炭素を吸っている そして酸素を吐き出している
僕が死んだら植物の栄養に成りたい そして僕の作り出す酸素を君が吸って生きるんだ
食物連鎖と光合成 支えあえたら幸せだね だから僕の死を無駄にはしたくない

乾ききった青空の下 小さな自然を見つけたよ そして僕の心にはその自然は温かく見えた
大空と大地に立ち尽くす僕は その自然の中ではちっぽけな存在なのかも知れない
自然の雄大さを感じたままに
小さな生命 大きな自然 僕はほんのちょっぴり優しく成れた様な気がしたよ

僕等は自然の中で生まれ自然の中で死んで行く
そしてこの身はやがて朽ち果てて自然に返るだろう
自然界に無駄な事なんて無いのかもしれないね
人は人を愛しやがてこの世に新しい生命が誕生する それが自然界の法則だよ
けれど僕は孤独な詩人 自然界の法則すら守れない詩人なんだね
でも僕は新しい生命のかわりに新しい希望を残すよ
だって僕は永遠に愛し合う事は出来ないのだから・・・