もう何もかもが消えて泡になった 季節は冬だけど僕の心は氷河期の様だ あのタイタニックを深い冷たい海の底に沈めた 流氷の様に僕の心は凍てついたまま 溶ける事はもう無い 誰の優しい言葉も 誰かの温かい抱擁も もう僕のこの凍てついた心を溶かせない あの子との思い出あるこのパソコンで作品を書くのもこれが最後になる
夕べ査定に出した
あの子の写真ももう財布から抜き出す事にするよ
だから僕はもう僕で無くなる 誰も知らない僕になる 僕も知らない僕になる
最後の糸が切れた僕 まるで自由に空に舞い上がる赤い風船の様だ
けれどそのうちパンと割れて消えてしまうだろう 赤い僕の風船
でも誰も悪くない 誰かを責めるなら この僕を責めて欲しい
誰も悪くない きっとそう誰も悪くない
ただ僕は僕の知らない誰も知らない僕になるだけ
もう明日からは僕は僕を殺す そして新しい僕が生まれる 誰も知らない僕が明日生まれる・・・
※注※ この作品がバイオPCG-C1MSXで書いた最後の作品になる。