約束


俺はまた人を信じられなくなってしまった 頑なに閉ざす心
裏切られ傷付いた心
俺はまた暗闇に迷い込んでしまった ベッドの上で白いシーツに包まり震える日々
偽りの愛情に牙を向ける日常 誰も本当の俺の姿を知らない
誰も本当の俺の心を知らない 誠実さも汚らしさも裁かれる 無実の罪に捕らえられ

孤独と言う名の独房に俺の心は閉じ込められる
一体何が俺をこうさせるのか分からないままに 俺は全ての人間に牙を向ける
誰の言葉も俺には届かない 誰の言葉も俺を救えはしない 焦りと苛立ちが周りの
人間をさらに傷付け そしてやがて俺自身も傷付けて行く
苦しみはすでに通り越して悲しかった こんな現実やこんな自分がとても悲しかった
俺は涙が枯れるまで泣いてみた 泣いて泣いて泣いてみた
朝の光の中で俺の涙は汚(けが)れていた

俺はまた社会を信じられなくなってしまった 鋭く尖った心 冷たく凍えきった心
俺はまた路頭に迷い込んでしまった 壁にもたれ蹲(うずくま)り震える日々
偽りの優しさに牙を向ける日常 誰も本当の俺の姿を知らない
誰も本当の俺の心を知らない 切実さも嫌らしさも問われる 無実の罪に捕らえられ
苦しみと言う名の牢獄に俺の心は閉じ込められる
一体誰が俺をこうさせるのか分からないままに 俺は全ての権力に刃向かう
俺の言葉は誰にも聞こえない 俺の言葉は誰も救えはしない 

俺は正直俺のアイデンティティーは崩壊してしまった もう誰も俺を救えない
求め合った日々が壊れたオルゴールの様に悲しく鳴り響く

あとどれだけ詩を書けば俺は幸せになれるのだろか
あとどれだけ叫べば俺は救われると言うのだろか
あとどれだけ愛を求めれば俺は誰かを心から愛せるのだろうか
あとどれだけ求めれば俺は辿り着けるのだろうか

答えは分からない でも俺はあの子と約束をしてしまった

だから例えどんなに苦しい日々や悲しい日々を過ごしたとしても
生きなくてはならない 負けないでってささやくあの子との約束を
ただ守る為だけに俺は生きる そして求め続ける
幸せってモノを・・・

だから少しでも良いから俺の事をほんの少し思い出して欲しい
この世の中に俺の様な孤独な詩人がいると言う事を・・・

 

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