もう君の美しい瞳が見れないのなら 僕に目なんてもう必要ない だからこの目を鋭いナイフで潰してしまおう
もう君の優しい笑い声が聞けないのなら 僕に耳なんてもう必要ない だからこの耳を鋭いナイフで削ぎ取ろう
もう君と会話が出来ないなのなら 僕に声なんて必要ない だからこの喉を鋭いナイフでかき切ってやろう
もう君がいないなら 僕に心なんて必要ない だから僕の心を頑丈な鈍器で壊してしまおう
もう君を愛せないなら この身体はもう必要ない だから朽ち果てる身体を眺めて行こう
もう君がいないなら 僕のこの小さな命なんて必要ない だからやがて消え行くこの命のともし火を吹き消そう
もう僕は何も要らない もう僕は誰も要らない
もう僕は僕自身も要らない
今日僕はまた手首を切った
そして手首から流れる血はまだ悔しい程に赤かった・・・