コーヒーを一口くちにした時に僕はブラジルやコロンビアの事を考える
一体ブラジルは今朝なのだろうか?それとも夜なのだろか?
一体コロンビアは天気なのだろか? それとも雨なのだろか?
一体ブラジルやコロンビアの子供たちの瞳には何が写っているのだろうか?
地球の反対側の国々 温かいコーヒーカップを目の前にした僕にはその全てが
非現実の旅のように感じられる
世界の裏側の世界にも世界はある
全てが世界の真ん中にあり そして全ての世界が世界の端っこにでもある
地球を半周して辿り着くコーヒー 生産量 相場なんて考えた事も無い
でも僕は温かいコーヒーを今目の前で飲む
冷めたコーヒーカップ越しの彼女は疲れきった顔で僕を見つめる
ほんのちょっとの嘘でもつけやしない
ブラジルやコロンビアではそんな事は分かってないのだろ
僕らが飲むコーヒーでは色々な現実があることを
コーヒーを一口くちにした時に僕は世界平和の事を考える
現実世界で疲れきった僕等は 一杯のコーヒーを口にして
そして愛を語らい そして夢を語る
気軽に飲めるコーヒー けれどそんなコーヒーですら 僕らの知らない世界はある
僕らのまだまだ知らない世界が・・・
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