わがままネコちゃん |
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当時の僕は仕事も無く 名も無いただの詩人で 僕のオンボロアパートは全く似合わない とっても毛並みの綺麗な あれもイヤ これもイヤ だから君は僕にはちょっぴり生意気なわがままネコちゃん 可愛げもない 懐きもしない でもだけどとっても愛しいわがままネコちゃん 君はネコのくせして高級なキャットフードじゃなく ましてや高級な住み家でもなく そんな純粋な君に 僕は愛おしさ感じたよ もしかしたら君となら だけど当時の僕には君を飼う(養う)程の経済力も無ければ だからごめんね たった10日間位の生活だったけれど 僕は君に一生分くらいの思い出もらったから 君が本当の飼い主の元に戻る日の朝 君を優しくギュッと抱き締めたのは
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