幸せの青い鳥


夕べ僕は一晩中泣いていた ただただ悲しみだけを胸に抱き泣いていた

尊い小さな命が世の中の闇や悪の犠牲となり 今日もまたひとつ消えてゆく
汚れた欲望の犠牲となって今日もまた小さな命が奪われる
綺麗で幼い体が醜い大人達の 権力や金力(性欲)で汚されてゆくんだよ
そんな狂ったような事が日常茶飯事のように
僕らの目の前(世界)では繰り返される

そんなやり切れない現実に悲しみだけを心に感じて 僕はずっと泣き続けていた
そんな現実があまりにも悲し過ぎて 僕の涙は止まらなかった
幾ら泣いても どれだけ泣いても 僕の涙は全く止まらなかった
いや止めようなんて思わなかった

こんな悲しみが当たり前だなんて心(気持ち)にはなりたくなかった
こんな現実を受け入れて馴れ合うだなんて考えたくもなかった
ならばまだ枯れ果て干乾びるまで泣き続けていた方がマシだった
この肉体が朽ち果てるまででも・・・・

でも でもね

僕は 僕はね ただ幸せの青い鳥を追いかけて来ただけなんだよ
僕はただ青い鳥を追いかけ続ける為だけに
草を掻き分け 茨の道も走って来た

途中で靴がボロボロになり やがてそのボロボロ靴すらも無くなり
素足で足から血を出しながらも
必死に荒れ果てた瓦礫の地面(世界)を走って来た

ただ幸せを運ぶ青い鳥だけを夢中で追いかけて来た
僕はただそれだけだったのに・・・

なのに何故か気が付けば僕はこんな醜い森(世界)に迷い込んでしまった

僕はただ幸せの 青い鳥 に一瞬でも良いから触れてみたかった
ただそれだけだったのに・・・・

 

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