ちょっぴり遅れのメリークリスマス


・・・12月26日・・・
サンタもイルミネーションに飾られ 彩られた街並みもケーキも 全て忘れ去れる日

僕の自動巻き式の腕時計の針も 君の携帯電話の日付も
午前零時を過ぎれば クリスマスの聖なる夜も
ただの平日の普通の夜にしか過ぎやしない

君は25日の夜 この僕にメリークリスマスと言う言葉を言う為に
またこの僕も25日の聖なるクリスマスの夜に
たった一人の大切な君にメリークリスマスと言う台詞(ことば)を言う為に
頑張って予定を空けて会う約束をしたけれど でも僕は大遅刻
理由はどうであれ 3時間もの大遅刻

きっと君は怒ってもう帰ってしまったと僕は思ってた
まさかこんな寒空の下で
それもたった一人で 待ち続けていてくれただなんて思っても無かった

誰もが待ち合わせに使うスポット
でも誰もが集まれば去って行く寂しい場所 ハチ公前
そんな人の行き交う
そして人の去って行く場所で たった一人取り残されて居た君

まさか君がずっとそんな場所で
こんな僕をずっと待ち続けて居てくれただなんて
思ってもいなかった
正直殆ど諦めモードで でも一応 行くだけで 行ってみた軽率なこの僕

でも君はそんな寒く寂しい場所で こんな軽率だったこの僕を
ずっと待ち続けて居てくれたんだね
ただこの僕にメリークリスマスと言うその心の篭った言葉を
その12月25日の聖なる夜に言いたいがだけの為に

確かに日付はもう26日になってしまったけれど
僕はそんな君に
そんな君だけに精一杯の愛情と精一杯の誠意を込めて言うね
ごめんね そしてありがとう
そして何よりもちょっぴり遅れてしまったけれど心から

・・・メリークリスマス・・・

そしてそんな君だから 君がずっと幸せに包まれるように
心からこの僕は永遠に 祈り続けていきたい・・・

 

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