良い夢

 


僕は夕べとってもリアルな夢を観た
それはとってもとっても素敵な夢だった 余りにも現実的で でも余りにも有り得ない夢
最高の結末へ向かって夢は流れて行った けれど余りにも素敵過ぎて 
夢の中の僕はその夢が夢だと気が付いてしまった それで目覚めてしまった
最高の夢 でもその最高の結末の前で気が付き そして最高の結末を迎えるその前に 
余りにも寂しい現実の世界に目覚めてしまった
正直僕は観たかった その夢の続きを でもきっと観たら耐えられなかっただろう 
そこから目覚める自分(現実)を きっと受け入れるコトは出来ないだろうこの現実を

僕はそんなに強くない そんな素敵な夢と現実を行き来出来る程・・・
僕はそんなに強くない そんな幸せと不幸とを行き来出来る程・・・

今この悲しい現実の中でもハッキリ覚えている 夢の中の君との僕を
だけど現実の僕等は 決してそんなコトは有り得ない
有り得そうでも 絶対に有り得ない 有って欲しいけれど やっぱり有り得ない
悲しいし悔しいけれどやっぱり有り得ない

夢の中での僕は君を必ず受け止められる男になって君を迎えに行くと誓った
けれど現実の君は決して僕を待っては居ない けれどそれは僕が不幸と言う訳でも
君が悪いと言う訳でも無い ただそんな運命なんだ
初めから分かっていたコトだし 僕は決して不幸ではない

ただ夢とは身勝手なモノで ちょっぴり望んでしまうモノ
ただ夢とは身勝手で ちょっぴり求めてしまうモノ

僕と君の頬が触れ合い そして唇が重なろうとしたその瞬間 僕は目覚めてしまった

余りにも有り得ない現実 だからこそ夢の中で気が付いてしまった
これは夢だ 絶対に夢なんだ と・・・

悲しいけれど 僕等の現実の距離はそんなに近くは無い
切ないけれど 僕の夢の中での君も決してそんなに近くは無かった

僕は久々にとっても素敵な夢を観ました
けれどその夢は最高の結末を迎えるコトは無かった

だって現実の僕等は余りにも切なく悲しいほどに そんな夢の中のように
決して触れ合えるような距離ではなかったのだから・・・

 

+++ TOP PAGE を開く +++