心のブレ(ズレ)

 


俺の心がまた少しずつブレ始めている
現実 日常 そして俺の心
まるでピントの合わないレンズのようだ

何かが少しずつズレ始めている
何かが少しずつ狂い始めている

けれどこの資本主義社会の中では俺の心なんて関係ない
金が大半を占めているこの世界じゃ 俺の誠実な心なんてなんの価値すらない

誠意 誠実 真心 なんて所詮綺麗ゴト

結局必要なモノは 心を殺して働くロボット 社会の歯車なのだ

俺だって馬鹿じゃない 俺だって子供(ガキ)じゃない

何かに矛盾を感じて反発しても それを甘えだとか我が侭だとか思われたくない
だから俺は心を殺してでも働くのさ そして俺は心が壊れてでも働くのさ

何も楽をしたい訳じゃない 何も働きたくない訳じゃない 
何も仕事がしたくない訳じゃない

ただ何かが少しずつブレ始めているのがリアルに感じる
それはたった数センチのズレなのか 
それとも限りなく離れた理想と現実のギャップなのか
だけどそれは今の俺に分かる余地もない

けれどそのちょっとしたズレ(ブレ)が俺を人一倍苦しめる
けれど俺はそれでも生きて行く 人一倍の努力で人一倍の苦悩を乗り越えて

必死にブレを修正しようとすればする程 そのブレは酷くなっちまう
たった少しの誤差が増幅し そしてやがて全てが崩壊していく

だけど俺は多くなんて求めてない 俺は大きくなんて求めてない 俺は普通で十分なんだ

けれどそんな普通を手にする為に この少しのブレが 大きな弊害になる
だけど俺はそれすら押し殺して そして自分を殺して そして普通を手にする為に
生きて行かなければならない

自分の中の矛盾とか理不尽なんて感情の全てを押し殺しながら
そして自分を殺しながら 自分を壊しながら

俺はこのピンボケの世界をたった一人で歩いて行かなければならない

俺が感じるこんなココロを置き去りにしたままで・・・

 

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