悪魔

 

黒い悪魔が俺を罵る 死ね! 死ね! 死ね!と
俺は悪魔の囁きには乗らない 生きる! 生きる! 生きる!と
お前はもうぶっ壊れていると悪魔は言うけれど 俺はまだぶっ壊れてなんていない!
いつでも暗闇の中を支配している悪魔は俺の分身なのだろうか?
無視をしていても指示をされる そこには行くなとか ここにやって来いと
勿論俺はまだそんな挑発には乗らない まだ行けないし お前の言う事は聞かない!
でも悪魔の囁きは俺の痛い所を突いて来る 筋は通っているけれど 矛盾していて強引だ
俺は悪魔と戦っている 負ければ死だ だから負ける訳には行かない
俺は処方箋と共に戦っている 負ければやっぱり死だ だから勝ち続けなければならない
今死んだら俺は終わりだ だから俺は処方箋を片手に戦っている 悪魔は俺の分身だ
俺のもう一つの姿なのだ だから俺の弱みを知っている 俺が覚える恐怖も知っている
だけど今は負けられない 俺が負ける時は死ぬ時だ 今はどんなに切なく成っても死ぬ訳には行かない
俺は戦う 死ぬまで戦う 悪魔の囁きはまだやまないけれど 俺はそんな挑発には絶対に乗らない
俺が死ぬのは悪魔に負けた時では無く 俺自身が死を選ぶ時だ だから悪魔の囁きには耳を傾けない
俺は俺の人生を歩く もう一人の悪魔と戦いながら・・・