堕天使の嘆き

 
俺は不器用だから 俺はただ利用されているだけなんだ
俺は不必要だから 俺はただ利用されているだけなんだ

信じる事なんてもう出来ないよ 誰も 何も

哀れみが俺を支配したとき一体俺の存在理由がどこにあるというのか?
信じれば報われるなんて神話はもうこの世の中には存在しない

真実を映し出す鏡を見たというのなら どうか教えておくれ
その鏡に俺の姿はどう映るのか?

傷付き傷付け合った日々 失ったモノが俺を苦しめる
なあ一体誰がいけなくて僕らは苦しむの?
掲げた疑問と解らない答えが俺をさらに苦しめる

とめどもない悲しみが俺を包み込む
とめどもない奈落の底に俺は果てしなく落ちていく

まるで翼の折れた堕天使のように・・・

奈落の地に落ちた俺に見えるモノは一体何なのだろか?
孤独 失望 絶望 悪魔 そんなモノは全て見て来た
ならば俺は奈落の底で一体何を見るというのか?

出来れば幸せな夢を見たいな いつも望むモノと見えるモノが違っていたから
出来れば平和な暮らしが見たいな 例え絶望の暗闇の包まれていたとしても
出来れば彼女の笑顔が見たいな 例えそれで全てが終わるとしても・・・