幸せの花

 


二つの心が重なりあって この世に小さな花が咲いたよ

その花はバラの様にきらびやかさは無いし 月下美人の様な神秘的なものも無い

けれどその花は二人にとって
とってもあたたかくそしてとっても優しい香りがするんだ

だけどその花はとっても小さく とっても弱いもの

だから二人が両手でこの冷たい風から守っていなければ枯れてしまうんだ

けれど守っていれば 守ってさえいれば
やがて実もなるし太い木にだって変わっていくのさ
二人で一緒に守ってさえいればね

だからこの先 もしも人生で迷った時はどうか思い出して欲しいんだ

こんな世の中に 確かにそんな幸せと言う名の小さな花があったと言うことを・・・