時代

 


時の流れは冷たい風の様に僕の周りを吹き抜けて行く

そんな時代もあったね

君と過ごした時代 お前と過ごした時代 あんたと過ごした時代
昭和から平成に変わった時代 二十世紀から二十一世紀に変わった時代

色々な時代があったね

戦い続けた時代 守り続けた時代 裏切られた時代 愛し合った時代

足早に過ぎていく時代の中で失ってしまったモノが沢山あったね
得るモノより捨ててしまったモノの方が多いみたいだったね
いつでも幸せの時は気付かず
失って初めて気付くのさ もう何もかも終わってしまっているのに
こんな世の中だから仕方無いねって呟いた君の言葉を今でも僕は覚えている

あの言葉は何も出来ないんじゃ無くて何もしなかった自分に対して悔しい 
でももう僕等はあの頃の様には戻れないけれど
時代は確実に変わって行くだろう

だって僕がこの世に居る限り・・・